1960-04-13 第34回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
この際、最後に政務次官にお伺いしたいと思うのですが、日本の農業のこれからの発展の展望等から見て、開拓政策そのものについては、やはり国土総合開発の観点からも積極的な推進をやらなければならぬ情勢にあるし、現実に当面既入植者の安定対策ということで力を注ぐにいたしましても、おぜん立てだけははっきり準備をし、また予算的にも見通しを立て、あるいは融資その他の関係についても見通しを立て、また、それぞれの地域における
この際、最後に政務次官にお伺いしたいと思うのですが、日本の農業のこれからの発展の展望等から見て、開拓政策そのものについては、やはり国土総合開発の観点からも積極的な推進をやらなければならぬ情勢にあるし、現実に当面既入植者の安定対策ということで力を注ぐにいたしましても、おぜん立てだけははっきり準備をし、また予算的にも見通しを立て、あるいは融資その他の関係についても見通しを立て、また、それぞれの地域における
○中田吉雄君 理事会等できめられました議事の進め方については別に異論はないのですが、これはまあ出ています他の法案との関連でやらねばなりませんし、開拓政策そのものの関連で見るとはたして一億しかで、てこ入れができるかどうかというような基本問題に触れるわけですが、開拓融資保証法の一部を改正する法律案参考資料というのを、若干内容を知るに足る資料をいただいたのは本日なんです。
そこで、先ほど来積極的な御意見が出ておったようでありますが、この法案は開拓営農振興臨時措置法案としてありますが、既設の開拓者に対するむしろ救済的な考えとも見ることができると思うのでありまして、将来の営農経営にはある程度の安定性を持つことはできると思うのでありますが、さらに根本的に開拓政策そのものについては、抜本的な対策が必要だと思うのであります。
従って、開拓政策を後退させるとか何とかというものでなくして、今日までやってきた開拓政策そのものが非常に不徹底なものだということを言っておるのです、私は。従って、一応のこの未墾地取得をしたという成果は、私は否定はいたしませんけれども、その営農という面からいっての徹底した国家的な国の施策というものが足りなかったために、今日の貧農を生んでしまった。
これを一概に皮むき開墾とけなして、最近においては開拓政策そのものが一歩後退しつつあるかのような感じを受けることは非常に遺憾に思う。今までの開拓政策の成果を見ると、約五十万町歩、いわゆる四国の面積の一倍半ぐらいのものが、りつぱな耕地になつて、日本の食糧政策に大いに貢献しておるのである。この事実は見のがすことができないと思う。
開拓政策そのものは農政の根本的な問題でありまするので、確実なる計画のもとにあくまでも進めるということにはかわりはないわけであります。